
Brilliant Brand blood
第3章 宵の果てに置いた記憶
「は〜、何時んなったら咲くんかなぁ?お前は」
最近気に入った花を裏庭に植えた。
が、まだまだ咲く気配がない。
実はこれが今のオレの不機嫌の理由だった。
たつはもちろん知っているし、たぶん、ヨコも気付いているのだろうが、何も言って来ない。
何なんだ?
オレが悪いんか、拗ねたりするから?
違うだろう?
なら何が嫌なんだ?自分は……
自問自答、最近のオレはこんな感じ。
「自分でもイヤんなるわ」
横「せやろな、せやから別に無理だけはせいへんとき?らしないやろ」
