お嬢様と二人の執事
第4章 二人
うっすらと沙都子の瞼が開く。
「神山…さん?」
「大丈夫ですか?すみません、無理をさせてしまいましたね」
沙都子は小さく首を振る。
「私…」
気を失う前の自分を思い出して赤面する。
「どうされましたか?」
「あの…悟は…」
沙都子は目線を神山の下半身に向ける。
「心配しないでください。男ですからいくらでも処理する方法はありますので」
そういう神山に抱きつく沙都子。
「私に…させてください…」
そういうと沙都子は神山の滾ったままの欲棒に手を伸ばす。
ゆるゆると手で擦りながら欲棒の先を見つめそのまま口に入れた。
「あっ沙都子…」
「んっ、んふっ」
口を窄め締め付けるようにしながら舌を絡め徐々に神山を追いつめる。
沙都子は様々な意味で優秀だった。
この神山と高宮…二人の男に教えられたことを吸収し実践する。
最初の時のたどたどしい愛撫とは違う今日の沙都子の口淫に神山は必死に耐えていた。
「んっ、あっ、沙都子…沙都、もういいから…離して…」
神山の言葉に嫌だと言うように神山を咥えたまま小さく首を振る沙都子。
手でボールを弄りながらそのまま神山の欲棒を吸い上げる。
「んんっっ、ああっ」
短く喘ぐと神山は抑えきれず熱を吐き出した。
慌てて沙都子の口から自身を引き抜くとすぐにテッシュを沙都子の口に添える。
「沙都子、出して!」
強めの口調に逆らうように沙都子は神山の熱を飲み込んだ。
ごくりと言う音と共に沙都子の白い喉が動いた。