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お嬢様と二人の執事

第2章 執事と沙都子


初めての人のことが頭に浮かぶ。

無理やり口に入れられたモノ…。
あの時は怖くて辛くて…。

私の様子をみて神山さんが心を読んだようにいう。

「前の方で経験済みのようですね?」

目の奥が光った気がした。

「私のも咥えていただきたのですが…沙都子様に出来るでしょうか?」

どうしよう…そんなこと…。

一言も発せずに俯く私を神山さんが見つめている。

その視線に灼かれてしまいそうで…背筋がぞくっとした。

意を決して神山さんの逞しいものを指で触れる。

ゆっくりと指を絡めると手を摩るように上下させてみる。

親指で神山さんの熱いモノの頂点を撫で擦ってみると濡れた感触が指に触れた。

その変化が楽しくなってきて手の動きを早める。

「あっ…沙都子様っ、お上手ですよ…」

神山さんの声に切ない色が混じる。

もっとその声を聞きたくて…。

手を動かしながら神山さんの熱いモノに唇を落とした。

頂点にそっと唇を這わす。

「沙都子様っ、本当になさるとは思いませんでしたっ、んっっ」

神山さんの声に煽られるようにどんどん大胆になる。

ゆっくりと口を開き…神山さんを口の中に迎えた。

口の中に神山さんの味が広がる。

「沙都子様っ…んんっ、かわいらしい口に頬張って…とても淫らで美しい…」

その声に体温が一気に上がる。

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