無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

花弁の奥に入る指を、少しずつ動かす。

「あっ…いやっ…あぁっ…」

明らかに先ほどとは、変わった声。

身体が熱くなる。

もっと…沙都子様を鳴かせたい。

指を動かしながら、花弁のコリコリした部分に舌を這わせた。

「いやああっ…」

背中を撓らせて、沙都子様が喜ぶ。

コリコリした部分を更に舌で円を描くように愛撫する。

沙都子様に包まれている指が、急激に締め付けられる。

「あっ…だめっ…そんなことっ…」

そういいながらも俺の指を咥え込んで離さない。

「もっと、乱れなさい」

低く囁くと、一層中が締まった。

「ああっ…神山さんっ…こんなの初めてですっ…」

「ご自分でなさったことはないのですか？」

「あ…ない…です…」

「…では、この身体は…」

この感じやすい身体は…生まれつきのものなのだ…。

この先、沙都子様と結婚される方は、この身体を自由にできるのだ…。

未来の嫉妬に、身を焦がした。

「沙都子様…この、いやらしい身体…、本当に神山にくださいますか…？」

「いや…そんな言い方しないで…」

下がり気味の眉が、一層下がり、泣き出しそうな瞳で俺を見上げた。

「貴方のせいでこうなっているのに…」