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お嬢様と二人の執事

第2章 執事と沙都子

「沙都子様…」

「乱れさせて…」

そっと俺の髪を撫でると、目を閉じた。

「仰せのままに…」

再び花弁に舌を這わせた。

沙都子様の口から出る、甘い吐息が一層高くなる。

「ああっ…神山さん…」

ピチャピチャとわざと音を立てて、花弁を舐め上げる。

次から次へと溢れだす蜜は、シーツを濡らした。

「沙都子様…素敵だ…」

つき上がってくる快感を逃すように、身体を捩らせる。

「あぁ…神山さん…」

何か言いたいのに、言い出せないのだろう。

嗜虐心が疼く。

「なんですか…?」

「あの…もう…」

「もう、なんですか?」

沙都子様の肢体が、段々薄紅色に染まる。

「ああ…お願い…」

「なんなりと…」

「そうじゃないっ…お願いっ…」

沙都子様は起き上がると、俺の身体を起こした。

自ら、俺の滾った欲棒を掴む。

「コレを…下さい…」

語尾が小さく、消えていった。

「足を開きなさい」

耳元で囁くと、沙都子様は羞恥に震える。

しかし、意を決したようにそろりと足を開いた。

「もっと」

目を瞑り、観念したように大胆に足を開いた。

濡れそぼったそこが、誘っている。

「見ないで…」

泣きそうな声を上げながら、シーツを握りしめる。

「よく出来ました…」

そっと身体を動かすと、沙都子様に覆いかぶさった。

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