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恋空予報

第9章 番外編 俺の気持ち






潤に抱き締められてたら、
なんだかおちついてきて。



「…潤、しよ?」

「いいの?」




俺ら潤の言葉に
頷いた。



怖いっていう気持ちもある。



それ以上に、潤としたいって
気持ちの方がある。




そっちの方が、圧倒的に上。




潤の指が俺のナカを
掻き回す。



その度、卑猥な音が
部屋中に響く。



恥ずかしいけど、
雅紀だってしたんだから。



俺だって、雅紀みたいに…





「……いい?」

「うん、きて…」





俺は拒否してる体を無視して、
潤を受け入れた。




圧迫感と、違和感があって。



潤は苦しそうに顔を
歪めていた。



けど、俺が安心できるように
優しくキスを何度もしてくれた。




「翔、好きだよ」

「うん、俺も…」




潤と指を絡ませて、
見つめ合う。



俺、今までで一番幸せかも。



この時間が、瞬間が、空間が、
全てが、初めてで。



……泣きたくなるくらい、
一番、大事なものだよ。

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