
恋空予報
第9章 番外編 俺の気持ち
「ん…」
潤の柔らかい舌が
俺の口内で暴れまわる。
潤の手が服の中に入ってきて、
胸の突起を攻める。
「ひゃぁあっ」
自分じゃない声が出ている。
恥ずかしい、けど
潤とならできるって思ったのは自分だから。
これは、自分の意思でしてることだから。
「翔、力、抜いてね?」
「んぁあっ」
潤の指が俺の蕾に触れた。
するっと入ってきて、
俺の肉壁を擦る。
初めての感覚で、
違和感しかない。
「っ…」
「痛い?」
「だ、だいじょ、ぶ」
潤はいつだって、
俺に優しい。
だから俺はその優しさに
甘えていたんだ。
「っ…あぁぁあっ」
「無理しなくていいからね」
…視界がぼやけているのがわかった。
不安だから。
…怖いから。
俺が、俺の体が、
潤が来ることを
拒否ってるんだ。
「ふっぁあっ、じゅんっ」
「どうした?」
「こわ、い…」
俺が言い切ったら、
潤は優しく笑って。
俺のナカから
指を抜いて優しく抱き締めてくれた。
強く、指が絡む。
潤の気持ちがわかる。
俺は、その気持ちに
応えなければならない。
できると思ったのは俺。
潤となら、できると思ったんだ。
