恋空予報
第11章 離反
相葉side
「兄ちゃん、二宮さん、
元気かって心配してたよ?」
「……そっか」
ニノちゃんが心配してくれたんだ。
やばい。めっちゃ嬉しい。
自分でも頬が緩むのが
嫌と言うほどわかる。
「めっちゃきもい。」
…ゆうはさ、そのちゃんなんでしょ?
…かわいいもんね。
ニノちゃんに似てると思う。
俺は…もう25なのに
なにやってんだろ。
家庭、持った方がいいのかな…。
でも、俺にはニノちゃんしかいなくて。
あんなに必死になった恋、
初めてだったから。
初めてしたのもニノちゃんだけ。
ニノちゃんの背中だけを見て
全てのことをこなしてたんだ。
目標がなくなった俺は
一体何をすればいいんだろうか。
「…はぁ」
「兄ちゃん、仕事は順調?」
「あ、うん。普通かな」
大学卒業して就職して、
けど、そこまで充実してない。
今までと同じで翔ちゃんとバカやって
松本先輩に怒られて。
そんな感じ。
翔ちゃんと同じがよくて、
その翔ちゃんは松本先輩と同じがよくて。
ニノちゃんだけがいない世界。
もう一回君に会えたらな、
声を聞けたら諦められるのに。
そんなこと考えても
会えるわけなくて。
諦められるわけなくて。
都合のいいことばっかり起こる世の中なら
誰もが幸せなハズなんだ。
「兄ちゃん、二宮さん、
元気かって心配してたよ?」
「……そっか」
ニノちゃんが心配してくれたんだ。
やばい。めっちゃ嬉しい。
自分でも頬が緩むのが
嫌と言うほどわかる。
「めっちゃきもい。」
…ゆうはさ、そのちゃんなんでしょ?
…かわいいもんね。
ニノちゃんに似てると思う。
俺は…もう25なのに
なにやってんだろ。
家庭、持った方がいいのかな…。
でも、俺にはニノちゃんしかいなくて。
あんなに必死になった恋、
初めてだったから。
初めてしたのもニノちゃんだけ。
ニノちゃんの背中だけを見て
全てのことをこなしてたんだ。
目標がなくなった俺は
一体何をすればいいんだろうか。
「…はぁ」
「兄ちゃん、仕事は順調?」
「あ、うん。普通かな」
大学卒業して就職して、
けど、そこまで充実してない。
今までと同じで翔ちゃんとバカやって
松本先輩に怒られて。
そんな感じ。
翔ちゃんと同じがよくて、
その翔ちゃんは松本先輩と同じがよくて。
ニノちゃんだけがいない世界。
もう一回君に会えたらな、
声を聞けたら諦められるのに。
そんなこと考えても
会えるわけなくて。
諦められるわけなくて。
都合のいいことばっかり起こる世の中なら
誰もが幸せなハズなんだ。