
恋空予報
第13章 新生活
相葉side
「泣かないでよ」
ニノちゃんの背中に
トントンとリズムを刻む。
…安心して。
もう離れたりしないから。
ニノちゃんのこと、
絶対離さないよ。
「…も、いやなの…っ」
「うん、離れないから」
ニノちゃんの頬にキスをして
視線を絡ませた。
潤んだ瞳と薄い唇、
顎のほくろ。
全部俺の好きなニノちゃん。
ニノちゃんが好き。
大好きなんだ。
「ねぇ、好き?」
「好きだよ、ばかっ…」
ぼろぼろ綺麗な涙を流して
俺の服を濡らしていく。
でも、いいんだ。
ひさしぶりに感じた、
ニノちゃんの匂い、体温。
花が咲いて、月が満ちて、
また景色が塗り替えられる。
ニノちゃんの体温が
愛しくて愛しくて。
もうちょっと、
我儘になってもいいかな?
我儘になっても、
誰も責めないよ。
ニノちゃん、もっと…
こんなに求めるのは
ニノちゃんだけ。
「…ニノちゃん、ここ、俺の家」
「え、ぼろっ…」
…ボロくて悪かったね。
けど、静かでいいところ。
落ち着ける。
「…築40年ってとこかな」
「残念っ!築45年でしたーっ」
「変わんねぇよばかっ」
ニノちゃんがドシドシ上っていく。
…あ、このアングルいいかも。
カバンからカメラを取り出して
ニノちゃんを撮った。
…うん、いい出来。
「なーに撮ってんだよ」
「わわっ…」
ニノちゃんが俺の手を引いて
三階まで上る。
…ほら、全然変わってない。
ちょっと我儘なとこも、
ツンツンしてるとこも。
…愛しくて大切なもの。
「泣かないでよ」
ニノちゃんの背中に
トントンとリズムを刻む。
…安心して。
もう離れたりしないから。
ニノちゃんのこと、
絶対離さないよ。
「…も、いやなの…っ」
「うん、離れないから」
ニノちゃんの頬にキスをして
視線を絡ませた。
潤んだ瞳と薄い唇、
顎のほくろ。
全部俺の好きなニノちゃん。
ニノちゃんが好き。
大好きなんだ。
「ねぇ、好き?」
「好きだよ、ばかっ…」
ぼろぼろ綺麗な涙を流して
俺の服を濡らしていく。
でも、いいんだ。
ひさしぶりに感じた、
ニノちゃんの匂い、体温。
花が咲いて、月が満ちて、
また景色が塗り替えられる。
ニノちゃんの体温が
愛しくて愛しくて。
もうちょっと、
我儘になってもいいかな?
我儘になっても、
誰も責めないよ。
ニノちゃん、もっと…
こんなに求めるのは
ニノちゃんだけ。
「…ニノちゃん、ここ、俺の家」
「え、ぼろっ…」
…ボロくて悪かったね。
けど、静かでいいところ。
落ち着ける。
「…築40年ってとこかな」
「残念っ!築45年でしたーっ」
「変わんねぇよばかっ」
ニノちゃんがドシドシ上っていく。
…あ、このアングルいいかも。
カバンからカメラを取り出して
ニノちゃんを撮った。
…うん、いい出来。
「なーに撮ってんだよ」
「わわっ…」
ニノちゃんが俺の手を引いて
三階まで上る。
…ほら、全然変わってない。
ちょっと我儘なとこも、
ツンツンしてるとこも。
…愛しくて大切なもの。
