
恋空予報
第14章 一緒
二宮side
「…雅紀、起きて」
朝飯を作って寝室で寝てる雅紀を
起こしにいくのが俺の役割。
あ、よだれ垂れてるし。
んもー…
子供じゃないんだからさ。
よだれとか、一人で寝るの怖いとか。
「まーさーきー、遅れちゃうよ?」
「んー…」
ベッドの上でごろごろ動き回る雅紀を叩いて
俺は寝室をあとにした。
…ったく、遅れても知らないんだから。
俺がお味噌汁を装ってると、
寝室のドアがばんっと開く音がした。
「んもぉぉぉぉ!
なんで起こしてくれないのぉぉぉぉ!」
「起こしたよ!何度も何度も!」
雅紀は唇を尖らせて
俺を睨む。
…ばか。
もたもたしてる雅紀を横目に
俺はテーブルにおかずを並べた。
「雅紀、早く」
「あーっ!もーだめだぁ、
間に合わないよぉ…っ」
時刻は八時半。
…んー、微妙だな。
「ま、間に合うって思えば
間に合うよね?」
「早く食べれば?」
てか、俺は六時から起きてんのに
雅紀は九時までとか、不平等だ。
雅紀は腕時計を見て
ご飯をかっこんでる。
「げふっ、ごほっ…」
「あー、ほらぁ、慌てて食べるから。
よく噛んで食べなさいよ」
俺が雅紀の背中を擦りながら
水を渡すと、へらっと笑う雅紀。
な、なんだよ。
照れるじゃねぇか。
「ニノちゃん、お母さんみたい~♪」
…お母さん?
違うし。
「違うし。奥さんだし。」
俺が恥ずかしくなって
顔を逸らしたら雅紀が
「ありがとう」って言って、
俺の頬にキスをした。
だから………照れるじゃん。
「うぁあっ!出社時間がぁぁぁぁっ」
「いってらっしゃーい」
てか、俺も仕事あるんだけどさ。
しん、と静まり返った
リビングに一人。
………なーんか、寂しい。
「…さて、俺もいきますか」
エプロンの紐をほどいて
服着替えて鍵閉めればオッケー。
あ…雅紀に今日帰る時間が
遅いの伝え忘れちゃった。
…ま、いいか。
「…雅紀、起きて」
朝飯を作って寝室で寝てる雅紀を
起こしにいくのが俺の役割。
あ、よだれ垂れてるし。
んもー…
子供じゃないんだからさ。
よだれとか、一人で寝るの怖いとか。
「まーさーきー、遅れちゃうよ?」
「んー…」
ベッドの上でごろごろ動き回る雅紀を叩いて
俺は寝室をあとにした。
…ったく、遅れても知らないんだから。
俺がお味噌汁を装ってると、
寝室のドアがばんっと開く音がした。
「んもぉぉぉぉ!
なんで起こしてくれないのぉぉぉぉ!」
「起こしたよ!何度も何度も!」
雅紀は唇を尖らせて
俺を睨む。
…ばか。
もたもたしてる雅紀を横目に
俺はテーブルにおかずを並べた。
「雅紀、早く」
「あーっ!もーだめだぁ、
間に合わないよぉ…っ」
時刻は八時半。
…んー、微妙だな。
「ま、間に合うって思えば
間に合うよね?」
「早く食べれば?」
てか、俺は六時から起きてんのに
雅紀は九時までとか、不平等だ。
雅紀は腕時計を見て
ご飯をかっこんでる。
「げふっ、ごほっ…」
「あー、ほらぁ、慌てて食べるから。
よく噛んで食べなさいよ」
俺が雅紀の背中を擦りながら
水を渡すと、へらっと笑う雅紀。
な、なんだよ。
照れるじゃねぇか。
「ニノちゃん、お母さんみたい~♪」
…お母さん?
違うし。
「違うし。奥さんだし。」
俺が恥ずかしくなって
顔を逸らしたら雅紀が
「ありがとう」って言って、
俺の頬にキスをした。
だから………照れるじゃん。
「うぁあっ!出社時間がぁぁぁぁっ」
「いってらっしゃーい」
てか、俺も仕事あるんだけどさ。
しん、と静まり返った
リビングに一人。
………なーんか、寂しい。
「…さて、俺もいきますか」
エプロンの紐をほどいて
服着替えて鍵閉めればオッケー。
あ…雅紀に今日帰る時間が
遅いの伝え忘れちゃった。
…ま、いいか。
