
恋空予報
第15章 すれ違い
相葉side
仕事する気になれなくて
部長に怒られて、
翔ちゃんじゃないのに
コピー機ぶっ壊して。
また部長に怒られて。
あーあ、俺の人生って
こんなもんなのかな。
なーんて思いながら
コンビニのおにぎりを食べる。
「あ、相葉さん」
って、俺に声をかけてきたのは
薄く化粧した佐々木さん。
「あ、なんですか?」
「昨日…のことなんですけど、
覚えてますか?」
「あ、ごめん…
あんま覚えてないや」
起きたらニノちゃんと喧嘩して。
そのことが衝撃的だったから
あんまり覚えてない。
「そうですかあ…
あ、昨日の方はお友達ですか?」
「昨日のって…?」
「もうっ、相葉さんったら!
ほら、小柄なかわいい感じの男の子ですよっ」
…ニノちゃんのことかな。
俺は思わず、恋人だよって
言いそうになった。
「あー…っと、
友達以上、恋人未満の関係かな。」
「へぇ…、親友ってことですか?」
「あ、いや……」
佐々木さんに問い詰められて
ぽろっと言ってしまった。
「……恋人ですかあ。
じゃ、早く仲直りしてあげてください。
和也、なにするか考えられないから。」
「えっ?」
「喧嘩、してるんですよね?
顔に出てますよー笑」
そう言って佐々木さんは
自分の席に戻っていった。
……あ、そうか。
佐々木さんはもしかしたら
ニノちゃんのことを知ってるのかもしれない。
和也って呼び捨てだったし。
お姉さん、は有り得ないから…
親戚の人とか?
仕事する気になれなくて
部長に怒られて、
翔ちゃんじゃないのに
コピー機ぶっ壊して。
また部長に怒られて。
あーあ、俺の人生って
こんなもんなのかな。
なーんて思いながら
コンビニのおにぎりを食べる。
「あ、相葉さん」
って、俺に声をかけてきたのは
薄く化粧した佐々木さん。
「あ、なんですか?」
「昨日…のことなんですけど、
覚えてますか?」
「あ、ごめん…
あんま覚えてないや」
起きたらニノちゃんと喧嘩して。
そのことが衝撃的だったから
あんまり覚えてない。
「そうですかあ…
あ、昨日の方はお友達ですか?」
「昨日のって…?」
「もうっ、相葉さんったら!
ほら、小柄なかわいい感じの男の子ですよっ」
…ニノちゃんのことかな。
俺は思わず、恋人だよって
言いそうになった。
「あー…っと、
友達以上、恋人未満の関係かな。」
「へぇ…、親友ってことですか?」
「あ、いや……」
佐々木さんに問い詰められて
ぽろっと言ってしまった。
「……恋人ですかあ。
じゃ、早く仲直りしてあげてください。
和也、なにするか考えられないから。」
「えっ?」
「喧嘩、してるんですよね?
顔に出てますよー笑」
そう言って佐々木さんは
自分の席に戻っていった。
……あ、そうか。
佐々木さんはもしかしたら
ニノちゃんのことを知ってるのかもしれない。
和也って呼び捨てだったし。
お姉さん、は有り得ないから…
親戚の人とか?
