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恋空予報

第16章 旅行

相葉side




「ニノちゃんっ、休みとれたよ!」

「あ、ほんと?いつー?」



俺は今、世界で一番幸せだ。

こんなかわいい奥さんと
お話ししてる。


…こんな小さな一つ一つのことが
俺にとってはとても大切なことで。



「んふふ、来週の月火って
休みもらっちゃった♪」

「そっかあ、月火ね。
…俺も空いてるよ。」



ニノちゃんは俺にぎゅーっと
抱きついて離れなくなった。


ふふ、かわいい奴め。


「どこ行こっか?」

「えー?どこでもいいよー?」

「俺もニノちゃんと一緒なら
どこでもいいかなー?」

「んふふ、ばか♪」



こんなふざけたやり取りしてたら、
ニノちゃんが「ん」って唇を出して
目を閉じた。


キスして、のサイン。


俺は首を傾けて、
ニノちゃんの唇に
俺の唇を重ね合わせた。


ぴくっと動いたニノちゃんの
手を握り締めて深いキスをする。



「ん…んぅぅ…」



ニノちゃんの口の端から
流れ落ちる甘い蜜。


それを掬い取って
口に運んだ。



「…ふふ、甘いね♪」

「ば、ばかあ…」



ニノちゃんは顔を赤くして
俺を叩いた。

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