
恋空予報
第18章 番外編 最近の心情
「翔、シートベルトした?」
「うん。大丈夫。」
翔はまだ荷物整理をしながら
俺の言葉に返事を返す。
…ふふ、慌てて可愛い。
あっ、髪にほこりついてる。
翔の髪の毛に手を伸ばして
ほこりをとったら、
「ふぇ!?」
って、可愛い声を出した。
「な、なにしたの!?!?」
「ん?ほこりとっただけー。」
「ほんとに、それだけ!?」
翔は頬っぺたを膨らませて、
俺を睨む。
その顔があまりにも可愛くて。
翔のジェルでセットされてる、
さらさらの髪の毛を撫でてた。
「…ば、馬鹿潤…///」
「馬鹿じゃないから。」
俺は翔の頭を引き寄せて
ちゅっと軽くキスをした。
赤くなっちゃって…可愛いの。
「ほ、ほら、いくよ!」
「はいはい。」
素直じゃない翔も
俺は好きなんだよ?
どんな翔でも俺は大好き。
ちょっとヘタれな翔も、
かっこいい翔も、
子供っぽい翔も、
可愛い翔も、
俺は、全部好き。
翔の全部を独り占めしてる
俺は、幸せ者だ。
