恋空予報
第4章 決心
二宮side
あれから、相葉とは話していない。
相葉といると真っ白で汚れのない相葉が
俺の手によって汚れてしまう気がしたから。
会わない方がいいんだ。
相葉の為にも俺の為にも。
「和、最近元気ないじゃん?
どうしたの?悩みあるなら聞くけど?」
「…はは、大丈夫だよ。
元気だから。全然…」
あぁ、相葉に惚れてるって
気付いたときに俺の気持ちを
カミングアウトしちゃえば楽だったかもな…
でも、相葉にはもっと清楚で可憐で、華奢な
彼女が似合う。
俺なんか、足元にも及ばないくらい
かわいい女の子が似合うんだ。
もともと、男同士なんだから、
付き合えるわけない。
「和、呼んでるよ?
相葉くんが。」
「…いい…いかない…
もう帰るから……」
俺は相葉がいる反対のドアを開けて
玄関に向かう。
そしたら、いつも相葉の隣にいる、
何て言ったっけな……
櫻井、翔だ。
櫻井がいた。
「二宮先輩……」
「んだよ…」
櫻井の目は真剣で、
俺を真っ直ぐ見つめていた。
……なんだよ。
結局、俺は責められるのかよ。
……俺なんて、必要ない人間じゃねぇかよ……
櫻井がなにも言わなかったから、
俺は櫻井の横を通り抜け、靴を履き替えた。
そしたら、櫻井が俺の後ろで言った。
「逃げるんですか?」
「……うっせぇよ!
お前に何がわかるんだよ。」
俺は櫻井を怒鳴り付けて
家まで走った。
……誰も、俺なんて必要としてない。
いない方が、いいんだ……
空気みたいな存在だから…
あれから、相葉とは話していない。
相葉といると真っ白で汚れのない相葉が
俺の手によって汚れてしまう気がしたから。
会わない方がいいんだ。
相葉の為にも俺の為にも。
「和、最近元気ないじゃん?
どうしたの?悩みあるなら聞くけど?」
「…はは、大丈夫だよ。
元気だから。全然…」
あぁ、相葉に惚れてるって
気付いたときに俺の気持ちを
カミングアウトしちゃえば楽だったかもな…
でも、相葉にはもっと清楚で可憐で、華奢な
彼女が似合う。
俺なんか、足元にも及ばないくらい
かわいい女の子が似合うんだ。
もともと、男同士なんだから、
付き合えるわけない。
「和、呼んでるよ?
相葉くんが。」
「…いい…いかない…
もう帰るから……」
俺は相葉がいる反対のドアを開けて
玄関に向かう。
そしたら、いつも相葉の隣にいる、
何て言ったっけな……
櫻井、翔だ。
櫻井がいた。
「二宮先輩……」
「んだよ…」
櫻井の目は真剣で、
俺を真っ直ぐ見つめていた。
……なんだよ。
結局、俺は責められるのかよ。
……俺なんて、必要ない人間じゃねぇかよ……
櫻井がなにも言わなかったから、
俺は櫻井の横を通り抜け、靴を履き替えた。
そしたら、櫻井が俺の後ろで言った。
「逃げるんですか?」
「……うっせぇよ!
お前に何がわかるんだよ。」
俺は櫻井を怒鳴り付けて
家まで走った。
……誰も、俺なんて必要としてない。
いない方が、いいんだ……
空気みたいな存在だから…