恋空予報
第19章 君に精一杯の愛を
そのまま二回戦突入して
今終わってシャワーを
浴びてるところ。
「あー、運動したあとの
シャワーは気持ちーっ」
そう言って伸びをする雅紀。
ある意味運動だけど…。
「ニノもそうだよね?」
「えっ、…うん。」
「んふふ、ニノ大好き。」
「あ、ちょっ!」
急に雅紀が抱きついてきたから
俺はバランスを崩してしまった。
転びそうになったところで
雅紀が腕を掴んだ。
「っぶねー…」
「危ないんだよ!馬鹿!
少しは考えろよ!」
「ご、ごめん…」
しゅんっと凹み始める雅紀。
…あーもう……。
いじける姿が可愛くて。
「いちいち凹まないの!
社会じゃ通用しないよ!?」
「うー…。」
俺に抱きついて
グズり始める雅紀。
…もう。
俺は雅紀の頭をぽんぽんっと撫でて
口に舌を滑り込ませた。
「ん、んふ…」
雅紀の吐息とシャワーの音、
淫らな水音が俺の脳を犯す。
胸の突起を弾くと、
可愛らしい声が出る。
「ぁ、ニノぉ…っ」
手でグーを作って
口元を覆う仕草は
まるで女子のよう。
俺の中の理性が
崩れた瞬間でもある。