テキストサイズ

恋空予報

第5章 告白

二宮side



「じゃあさ、確かめていい?」

「た、確かめるって?」


相葉はまた後ろに後退りした。
けど、後ろには壁があった。

俺は壁に手をついた。

所謂、壁ドンってやつ。


「…先輩…?」

「相葉、俺のこと、好き?」


言うのが恥ずかしいのか、
相葉はこくん、と頷くだけだった。


「なら、俺と付き合えよ。
幸せにしてやるから。」

「っ…はぃ……」


赤い顔を隠すように
顔を伏せる相葉。


…あのさ、それ無意味だから。


俺、お前より身長無いから
お前が顔伏せたって、
赤い顔、丸見えだからな?



「絶対、別れんなよ?
俺、お前を逃がさないから。」

「んっ……」



ふにっとした感触。


俺は初めて相葉とキスをした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ