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恋空予報

第7章 緊張

二宮side


土曜日はなんもないよな…


そののお泊まり保育と
その送りだけ。


……相葉が家に来る。


やばい、楽しみすぎる。


「二宮くん?」

「へ?」



そーだ。授業中だった……


「君は自分が受験生ってことを
理解してるのかね?」

「っ、すいません…」

「以後、気を付けるように」


先生が黒板の方に体を向ける。


……受験生、か…


俺、浮かれてる場合じゃねぇな…



「はぁ…」



俺は真っ白なノートを見て
ため息をついていた。


全然集中できなかった…




「あれ?和がノートとらないなんて
珍しいね。なんかあったの?」

「ん…ノート見せてくんない?」

「えー、今から部活なんだけど…」

「終わったら下駄箱に
入れとくからさぁ…」



潤くんは仕方ないなって言って、
俺の机にノートを投げ出した。


…無駄に、雑……




でも、ノートは綺麗にとってあった。

……相葉が家に来るのか…


はっ!じゃなくて!
まずは勉強!

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