恋空予報
第1章 桜
相葉side
あ、行っちゃう…
「待って!」
俺は男の子を引き止めた。
ちょっと、悪いかなって思ったけど、
もう会えないかもって思ったら、
名前を聞いておきたいなって思ったんだ。
「な、なんですか…?」
後退りする男の子。
そりゃ、そうだ。
「あの、名前、教えてくれませんか?
俺、相葉雅紀って、言います…あなたは?」
真っ直ぐ見つめた。
そしたら、あっちも諦めたみたいで、
ぽつりぽつりと、小さな声で言った。
「…みや…ずなりです…」
「へ?なんて?」
何回も聞き返したら、男の子の
友達が来た。
「和、待たせた。
あ、なんか、用ある?」
和って呼ばれたその子は、
ちょっと恥ずかしそうに俯いた。
「和って言うの?
ね、名前を教えて?」
「二宮…和也です…」
ぽそっと呟いて、
その子は、走っていった。
「あー、和がごめん。
結構、人見知りするんだよね、
俺、和の幼馴染みの松本潤です。」
「あ、相葉雅紀です!」
一応、名前くらい、聞いてもいいよね。
松本くんは、二宮くんを
追って、見えなくなってしまった。
「まーさき、帰ろ?」
「あっ、うん!
ごめんね。待たせちゃって…」
「いいよ。別に。」
翔ちゃんは優しく笑った。
…二宮和也……
二宮くん…
よし、覚えた!
あ、行っちゃう…
「待って!」
俺は男の子を引き止めた。
ちょっと、悪いかなって思ったけど、
もう会えないかもって思ったら、
名前を聞いておきたいなって思ったんだ。
「な、なんですか…?」
後退りする男の子。
そりゃ、そうだ。
「あの、名前、教えてくれませんか?
俺、相葉雅紀って、言います…あなたは?」
真っ直ぐ見つめた。
そしたら、あっちも諦めたみたいで、
ぽつりぽつりと、小さな声で言った。
「…みや…ずなりです…」
「へ?なんて?」
何回も聞き返したら、男の子の
友達が来た。
「和、待たせた。
あ、なんか、用ある?」
和って呼ばれたその子は、
ちょっと恥ずかしそうに俯いた。
「和って言うの?
ね、名前を教えて?」
「二宮…和也です…」
ぽそっと呟いて、
その子は、走っていった。
「あー、和がごめん。
結構、人見知りするんだよね、
俺、和の幼馴染みの松本潤です。」
「あ、相葉雅紀です!」
一応、名前くらい、聞いてもいいよね。
松本くんは、二宮くんを
追って、見えなくなってしまった。
「まーさき、帰ろ?」
「あっ、うん!
ごめんね。待たせちゃって…」
「いいよ。別に。」
翔ちゃんは優しく笑った。
…二宮和也……
二宮くん…
よし、覚えた!