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恋空予報

第7章 緊張

二宮side




俺を捨てた母さんは、
俺を愛してくれなかった。





…悲しかった。



俺は、この世の中で
要らない人間なんだ、って思った。





けど、相葉はこんな俺を愛してくれた。


慕ってくれた。







「愛して、俺を、愛して、相葉…」

「うん、愛してるよ。
愛してるから、安心して?」






相葉が俺を抱き締めた。



汚れた心が浄化された気がした。


…俺の居場所なんて、ないと思ってた。






…俺の居場所は、相葉の隣。



絶対、譲らない。







「ニノちゃん、愛してるよ。」

「うん、俺も…」








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