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恋空予報

第8章 生徒会

二宮side



「じゃあ、その、にぃに行ってくるね。
お隣のおばさんが迎えに来たら行くんだよ?」

「はーい、にぃに、頑張ってね!」


そのが俺にハイタッチをする。


「和也くん、学校頑張ってね」

「あ、はい!ありがとうございます。
そのをよろしくお願いします!」



俺はしっかり頭を下げて、
学校に向かった。


…ちょっと心配だけど、
なんとかなるかな。


そののことだから、
そんなに発作は起きないはず。



「あ、和おはよ」

「潤くん!おはよー!」



俺は自転車を降りて
潤くんの隣で自転車を押しながら歩く。


潤くんは櫻井とデートに行ったから
すっごく嬉しそうに話してた。


「で、和は?」

「え?俺~?聞いちゃうの?」

「聞いちゃうよ」



俺は一通り話した。


相葉を家に泊めたこと、
相葉としたこと。


「まじか…」

「まじだよ。そっちはしてないの?」

「まだしてない……」


えー、四月に付き合ってもう
二ヶ月も経ってるよ?

六月は俺の誕生日。
相葉は知らないと思うけど…


梅雨の時期だから傘は必須アイテム。


「櫻井、ヤらせてくれないの?」

「言い方!……いや、なんか、
俺が怖くて…」


…潤くんも怖いとか思うんだ。


誰だって、初めては怖いかもな…。


「あ、そー言えばさ相葉も
生徒会なんだろ?翔もだから、よろしくな」

「ふーん、潤くんは部活忙しいの?」

「あー、いろいろね?」


サッカー部、夏の大会に向けて
忙しいのかな…


相葉もバスケ部だから夏の大会に向けて
きっと忙しいのに…


生徒会もして、勉強もして、
部活もして、俺と恋愛して。


…俺、邪魔してないのかな…?

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