テキストサイズ

恋空予報

第8章 生徒会

相葉side



「翔ちゃんおはよっ」

「今日も雅紀は元気だな」


当たり前だよ!

ニノちゃん家に泊まったんだから!

しかも、しちゃったし…



「翔ちゃんは?松本先輩とどうだったの?」

「…///
言わなきゃだめ?」



翔ちゃんは恥ずかしそうに
俯きながらぽつぽつ喋り始めた。



「…まじ?」

「まじだって!
ニノちゃんとしちゃったんだよ…」



翔ちゃんは俺たちのことを聞いて、
「進んでんな」だって。


「え、相葉くんが下?」

「いや、俺が上。
襲っちゃった笑」

「まじで!?うわぁー、すご…」



翔ちゃんたちはどっちも緊張してて
会話も続かなかったらしい。


…ピュアでかわいい。


翔ちゃんって鈍いけど
繊細なんだよね。



「で、そちらはしたと」

「翔ちゃんたちはしてないの?」

「してないわ!なんでこんなこと
話さなきゃいけないんだよぉぉぉ!」



翔ちゃんが潤んだ瞳で睨んできた。


…松本先輩が惚れるのわかる。


あ、でも俺はニノちゃん一筋だからね。


浮気なんてしない。



「今日、生徒会の日だね」

「雑用だけどねー」



俺たちは二人で生徒会に入った。


ニノちゃん先輩が誘ってくれた。


『人手足りないし、暇だったらやって欲しい。』


ニノちゃんのお願いだったら
なんでも聞いちゃうかも。


「翔ちゃん、夏の大会に向けて
大変なんじゃない?」

「雅紀もでしょ?
試合、出れそ?」

「うーん、まだわかんない…
もしかしたら出れるかも。翔ちゃんは?」

「あ、俺は試合に出るよ
潤も出るし…///」



嬉しそうに笑う翔ちゃん。


恋する乙女って、こういうこと言うのかな。


翔ちゃんが輝いて見えた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ