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恋空予報

第8章 生徒会

二宮side



「相葉は大人だね…
ブラックなんて飲めないわ…」

「ニノちゃんはかわいいよ
抹茶オレ…かぁ…一口もらおーかな」



そう言って眩しい笑顔を向ける相葉。


…無理。


間接キスじゃん。


俺の心臓、持たないからね?




「嫌…だ。
恥ずかしいもん…」

「なんでぇー!?
あー、抹茶オレ頼めばよかったぁぁ」



あとになって後悔しても遅いんだよ。


…後悔しても、変えられないじゃないか…




「ニノちゃん、勉強しよ?」

「はぁ?まじかよ…
いいけどさ。」



相葉はこの頃、よく勉強するようになった。


…なんでか知らないけど。


俺がばかって言ったから?


案外、気にしてるのかな…




「…相葉、お前、いつの間に
こんなにできるようになったの?」

「えへへ、たくさん勉強しました」



…英語のプリント、全問正解。
数学も。


俺が相葉を見つめてたら、
ブラックコーヒーと抹茶オレが来た。


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