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恋空予報

第8章 生徒会

二宮side



「相葉の変態!」



俺が相葉を叩いて背を向けたら、
相葉が俺を抱き締めた。


それが心地よくって。


つい、頬が緩む。



「…ニノちゃん、好きだよ」

「…知らない」



嬉しいけど、恥ずかしくて素直になれない。



相葉はそんな俺を思いっきり抱き締めて、
首筋にキスをした。



「っ。あ…」



ちっちゃい声が出た。


相葉は聞こえたのか、耳元で
「感じた?」って意地悪く言う。


感じてないって言えば、嘘になる。


けど、感じた、とは言えない。




「どっち?」

「ぁ…やめ、て…」



相葉は素直に言わない俺の首筋に
ちゅっちゅっとキスをしていく。


その度、声を出して赤くなる俺の反応を
面白そうに見る。



…相葉は、意地悪だ!



「ニノちゃん、好き…」

「ぁ、ゃ…」



相葉は俺のシャツのボタンを
ぷちぷちと外していく。


…まさか。



「ニノちゃん、しよ?」

「…いや…やめ、」



俺の言葉は相葉の熱い唇に塞がれた。

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