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黒猫ニーノと相葉さん。

第8章 青い『×』のサイン。

鍋が出来上がって
ビールと先日の残りの焼酎と
翔ちゃんがニーノにと持ってきてくれたスパークリングワインを用意した。


「「「カンパーイ!」」」


蟹のイイ出汁が出ていて
翔ちゃんもニーノも
美味しいって食べてくれて。
二人の笑顔に俺も大満足で。


「新野くん、スパークリングワインの味はどう?」

「おいしいですー♡」


ニーノは酔ってるけど
呂律が回ってるだけまだマシで。


「新野くんが完全に酔っ払っちゃう前に
イッちゃいましょう!
櫻井&相葉&新野のアブナイ夜会スタートぉ!」


翔ちゃんのぶっちゃけトーク大会が始まった。



「どうよ!二人は? どーなってんの?
どこまでいったの?」


出来ればそこには触れないで欲しかったよ、翔ちゃん…。



「しょおさん、そこきいちゃいますぅー?
いっちゃおっかなぁー♡」


やめて、ニーノ…。




「…だめなの。ぼく。」

「え?何が、ダメ?」


「こわいの。
あいされたいのに、こわいんだ。
だいすきなのに
あいばさんのこと、だいすきなのに
こわいんだ…。」


俯いたまま
声を震わせて
今にも泣き出しそうで。





翔ちゃんが
ニーノの頭を撫でた。


「怖いのは雅紀も同じだと思うよ?」

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