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黒猫ニーノと相葉さん。

第8章 青い『×』のサイン。

「ニーノ、ダメっ…!待って!
お風呂、入ろう? ね?」


とにかくまずお風呂に入れないと。
もうそれしか頭になかった。




「嫌…?」


違うよ。
そんなわけないでしょ。


「お風呂入ってから…ね?」


「うんっ♡」


はぁ…。
取り敢えず、なんとかこの場は収まった…。



「いつもしてもらってるから
今日はぼくが相葉さんのこと洗ったげる。」

泡泡のボディータオルで
ニーノが俺の背中を一生懸命洗ってくれる。


「おー、気持ちいい!」

「でしょ?」

ニーノも満足げで。


「はい、前向いて?」

開いた脚の間に
ニーノが跪いてる。
この体勢はちょっとマズイかも…


首筋、胸、腕、足を洗うと
ニーノがボディースポンジを置いた。



「…何?」



潤んだ瞳で上目遣いされてるけど
あのね、ニーノちゃん。
それ、ドキッとするからやめて?



「手で洗ってもいい?」



残された場所はただひ一つ。


「いや、自分でやるからっ…!」

「ダメっ!」


俺に拒否権はないらしい。




泡のついたニーノの手が
俺の中心に触れる。


「ぁっ…」

思わず声が漏れると
ニーノが悪い顔をした。


「綺麗にしようね?相葉さんっ♪」





あっ! それ、ダメだってば…!

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