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黒猫ニーノと相葉さん。

第8章 青い『×』のサイン。

「あー、もう。オイラ、絶対怒られるわー」

大野さんが項垂れてて。


「もう神様辞めなきゃかも。」

そう言ってチラッとこちらを見た。



「オーノ様。」

ニーノが大野さんに声をかける。


「ペナルティーは、ぼくが受けますから。
どうせあと一日しかないから…」


「ニーノ…?なんのこと…?」

目の前で起きていることが
なんだかさっぱりわからなくて
しかも
この大野さんという人が何者かとか
わからないことだらけで


「取り敢えず一回整理して、
全部話してくんねぇーかな?」

翔ちゃんが
大野さんに詰め寄った。



「…わかったよ。
その代わり
後で全部記憶消すからね?」

「記憶を消す…?」


『にゃぉ、にゃーーーーぉ! (待って、ちょっと待ってください!)』

「ジェイ。これはもうしょうがないだろ?
あとは親神様との話し合いでどーなるかだな」


『にゃーぉ… (そんな…)』



「取り敢えず、お話しますんで
あっち行きます?

ニーノもおいで。もう立てるだろ?」


大野さんがそう言うと
ニーノは起き上がろうとするから
『大丈夫か?』
って声をかけた。


「大丈夫だよ。」

「いいから、ほら。」


ニーノを抱き抱えて
ソファーに連れて行った。

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