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黒猫ニーノと相葉さん。

第9章 愛を注ぎたいから。

☆ニーノSide☆



「ニーノ、俺…

ニーノを失いたくない。
絶対に…それだけは嫌だ!」


「相葉さん…」





「ニーノと一つになりたいんだ。

愛を…注ぎたいから。」




相葉さん…全部気付いたんだ。
オーノ様が言った言葉の意味を
全部理解したんだ…



「ニーノは…?
どう思ってる…?」


「ぼくは…」




こんなにも
ぼくを必要としてくれて

こんなにも
ぼくのことを想ってくれてる


もう
逃げてなんかいられない

怖いなんて
言っていられない



「ぼくも相葉さんと一つになりたい。
相葉さんの愛を
ぼくにください…」




どちらからともなく
唇を重ねた


身体が熱く火照るほどに
それはどんどん深くて甘いキスへと変わっていく



「あいしてる。」


たった5文字のこの言葉を言うだけで
涙が止まらなくなる


あいしてる。
あいしてるよ。


ぼくはあなたを


愛しているんだ。

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