黒猫ニーノと相葉さん。
第1章 月神様にお願い。
「…これで最後にするね?
これがわかったら、君がニーノだって信じるから。」
男はコクンと頷いた
「『行ってきます』と『ただいま』の時
ニーノに俺がいつもやることを
やってみて。」
再現できたら信じてあげよう。
男の目をじっと見つめると
男もまた俺をじっと見つめて
顔をそっと近づける。
俺の鼻と男の鼻が触れ合うと
顔を揺らしてスリスリと鼻を擦り合わせた。
…あ。
この子、ニーノだ。
ストン、と腑に落ちた。
「ニーノ。」
いつものように頭を撫でると
「相葉さんっ…信じてくれて、ありがとう…」
ニーノが気持ち良さそうに
そっと目を閉じた
「クシュン!」
あっ。
思えば、ニーノはずっと裸で。
「寒いよね?ごめん、気付かなくて」
いつも自分が使ってるブランケットを
ニーノの身体に巻き付けた
「ちょっと、待っててね?」
牛乳をマグカップに入れて
レンジで温めてる間
お風呂にお湯を張りに行く
「ごめんね、ニーノ」
ブランケットの上から
ニーノの身体を擦った
あっ。猫背…
そりゃそうか。
猫だもんね。
これがわかったら、君がニーノだって信じるから。」
男はコクンと頷いた
「『行ってきます』と『ただいま』の時
ニーノに俺がいつもやることを
やってみて。」
再現できたら信じてあげよう。
男の目をじっと見つめると
男もまた俺をじっと見つめて
顔をそっと近づける。
俺の鼻と男の鼻が触れ合うと
顔を揺らしてスリスリと鼻を擦り合わせた。
…あ。
この子、ニーノだ。
ストン、と腑に落ちた。
「ニーノ。」
いつものように頭を撫でると
「相葉さんっ…信じてくれて、ありがとう…」
ニーノが気持ち良さそうに
そっと目を閉じた
「クシュン!」
あっ。
思えば、ニーノはずっと裸で。
「寒いよね?ごめん、気付かなくて」
いつも自分が使ってるブランケットを
ニーノの身体に巻き付けた
「ちょっと、待っててね?」
牛乳をマグカップに入れて
レンジで温めてる間
お風呂にお湯を張りに行く
「ごめんね、ニーノ」
ブランケットの上から
ニーノの身体を擦った
あっ。猫背…
そりゃそうか。
猫だもんね。