黒猫ニーノと相葉さん。
第11章 悲しみの涙が乾いたら。
『ぼくは記憶がないので
話を聞いても“あぁ、そうだったんだ”
って思うくらいなんですけど
相葉さんが…』
「相葉さんが?」
『かなりショックみたいで。
相葉さんが辛いと
ぼくも辛いんです』
「…だよなぁ。
まぁ、もうすぐスーパームーンだし
運が良ければまた…
あ。」
オーノ様がマズイ、って顔をした。
『また、なんですか?』
「なんでもない、なんでもない!
んじゃオイラ行くね!
あっ。ジェイにさ、
『100パー、ピンク色だった』
って伝えといてもらえる?」
『いいですけど…なんのことですか?』
いいからニーノは気にすんな、と言って
オーノ様は帰って行った。
「はぁー、サッパリしたっ」
『なーごっ。(おかえりなさい。)』
相葉さんは濡れた髪をタオルで拭きながら
ビールとビスケットを取りに行き
定位置にドカッと座る。
夕飯は?
食べないのかな。
ビールの缶をプシュッと開けてゴクゴクと飲み干すのを
隣りでボーッと眺めていた。
「ニーノも飲むぅ? …なんてね。」
そう言うと
フッと寂しそうな表情を浮かべた。
「トラになっちゃうもんね。
ふふっ。
可愛いんだよなぁ、それがまた。」
今度はふわりと笑った。
話を聞いても“あぁ、そうだったんだ”
って思うくらいなんですけど
相葉さんが…』
「相葉さんが?」
『かなりショックみたいで。
相葉さんが辛いと
ぼくも辛いんです』
「…だよなぁ。
まぁ、もうすぐスーパームーンだし
運が良ければまた…
あ。」
オーノ様がマズイ、って顔をした。
『また、なんですか?』
「なんでもない、なんでもない!
んじゃオイラ行くね!
あっ。ジェイにさ、
『100パー、ピンク色だった』
って伝えといてもらえる?」
『いいですけど…なんのことですか?』
いいからニーノは気にすんな、と言って
オーノ様は帰って行った。
「はぁー、サッパリしたっ」
『なーごっ。(おかえりなさい。)』
相葉さんは濡れた髪をタオルで拭きながら
ビールとビスケットを取りに行き
定位置にドカッと座る。
夕飯は?
食べないのかな。
ビールの缶をプシュッと開けてゴクゴクと飲み干すのを
隣りでボーッと眺めていた。
「ニーノも飲むぅ? …なんてね。」
そう言うと
フッと寂しそうな表情を浮かべた。
「トラになっちゃうもんね。
ふふっ。
可愛いんだよなぁ、それがまた。」
今度はふわりと笑った。