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黒猫ニーノと相葉さん。

第12章 スーパームーンの夜に。

「ジェイくん、怖いっ!」


『…すみません。
なんでダメなんですか?正当な理由を教えて下さい』


「だって…それ言っちゃいけないやつだもん!
言ってペナルティー受けるのヤダもーーーん!」


ヤダもん、て、子供かっ!
てか
鼻をほじるな!


『どんなペナルティーなんですか?』


「魔法を使えなくなるか
人間界で期間限定で修行させられるか?」


『後者にしましょう。』

「お前ふざけんなよっ!」



オーノ様が
嫌だ嫌だと地団駄を踏む。



『だって、オーノ様!
元はといえばあなたが4週間を一ヶ月と言ったのが原因でしょう?!

二人の気持ちも考えてやってくれよ…』


「… 。」



『わかりました。じゃあ…
ペナルティーは俺が受けます』


「ジェイが?」


『それなら文句無いでしょ?』


「どんなペナルティーかわかんねーぞ?」



『構いません。』




俺の意思は堅かった。








「バカだなぁ、潤。」


『え…?』


「松本 潤。
ジェイの本当の名前だろ?」


『… 。』



「わかった。詳細を教えてやるよ。」



オーノ様曰く
願いを叶えられるのは
2月22日の22時22分22秒の瞬間。

効力を発揮させるためには
同時に願う人数は5人。
『一度に沢山の人が同時に』
というのはどうやら間違った情報らしく
5人で願わなければならない、ということだった。

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