黒猫ニーノと相葉さん。
第13章 ぼくは何度だって君に恋をする。
「やっぱりあの子、二宮さんだったんだ?」
「うん、」
「彼女からね、相葉さんの携帯ですか?って電話が来たの。
それだけだったんだけど
メールも来てて、見ちゃったの。
相葉さんのこと食事に誘うつもりだったんだよ。
ごめん、勝手に見て…」
「そうなんだ…
取り敢えず、もう終わったから出ようか。」
二人で歩き始めると
ニーノが俺の手をギュッと握った。
「どうした?」
「あのね、相葉さん。
ぼく、二宮さんと食事に行ってほしくなかったの。
だからジェイと相談して、女の子の格好して阻止しに来たの。
来る前にね、ジェイに習って…相葉さんの大好きな唐揚げも下準備して、一緒に食べようって、それで…」
「ニーノ。」
泣きそうになってるニーノを見たら
たまらなくなって
抱きしめたかったけどグッと堪えて
ニット帽の上から頭をポンポンと撫でた。
そっか、
それでそんな格好してるんだね。
いじらしいっていうか、なんて言うか…
「昨日は仕事の相談だったから話を聞いただけだよ?
二宮さんと二人きりで食事には行かないよ。
だって、家でニーノが待ってるんだから」
ニーノが驚いたように顔を上げた。
うわ、可愛い。
女の子にしか見えない。
こうやって手を繋いで歩いてるのに
周りの視線が全く気にならない。
束の間の恋人気分を味わった。
「うん、」
「彼女からね、相葉さんの携帯ですか?って電話が来たの。
それだけだったんだけど
メールも来てて、見ちゃったの。
相葉さんのこと食事に誘うつもりだったんだよ。
ごめん、勝手に見て…」
「そうなんだ…
取り敢えず、もう終わったから出ようか。」
二人で歩き始めると
ニーノが俺の手をギュッと握った。
「どうした?」
「あのね、相葉さん。
ぼく、二宮さんと食事に行ってほしくなかったの。
だからジェイと相談して、女の子の格好して阻止しに来たの。
来る前にね、ジェイに習って…相葉さんの大好きな唐揚げも下準備して、一緒に食べようって、それで…」
「ニーノ。」
泣きそうになってるニーノを見たら
たまらなくなって
抱きしめたかったけどグッと堪えて
ニット帽の上から頭をポンポンと撫でた。
そっか、
それでそんな格好してるんだね。
いじらしいっていうか、なんて言うか…
「昨日は仕事の相談だったから話を聞いただけだよ?
二宮さんと二人きりで食事には行かないよ。
だって、家でニーノが待ってるんだから」
ニーノが驚いたように顔を上げた。
うわ、可愛い。
女の子にしか見えない。
こうやって手を繋いで歩いてるのに
周りの視線が全く気にならない。
束の間の恋人気分を味わった。