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黒猫ニーノと相葉さん。

第13章 ぼくは何度だって君に恋をする。

家に帰ると
本当に夕飯の支度がほぼ出来上がっていて。


「凄いじゃん、ニーノ!」


初めてニーノが作ってくれたのが嬉しくって
ギュッと抱きしめた。


「ジェイがスパルタだからね」

ヘヘっ。て笑ってたけど
右手の指の絆創膏を見ればわかるよ。
頑張ってくれたんだね、俺の為に…



最後までやりたい、というニーノをサポートする為に
二人でキッチンに並んだ。
おっかなびっくりだったけど上手に揚がって
ニーノも満足げだった。



「ヤバッ!メチャメチャ美味いっ!」

「ホントにっ?!」

「ホントだよ!世界一美味いっ!」

「相葉さんてば大袈裟ぁ♡」



嘘じゃないよ、大袈裟でもない。

初めての料理が
俺の大好物の唐揚げってとこも愛情を感じるし
すごく頑張ったのがわかるから…


「ありがとうね。
ご飯も、ニーノの気持ちも、嬉しかった。」


二宮さんのことだってさ
俺のことを想ってくれてるからこそ、だよね?





夕飯を食べ終えて一緒にお風呂に入る時
服を脱ぐニーノから目が離せなかった。



しょーがないじゃん、女の子みたいなんだもん!!
可愛いんだもん!!


あぁ、変態さ!
変態で結構さ!

変態ですけどなにか?



そしていつのも晩酌タイム。
ニーノがコップを持ってスタンバイしてる。


今日こそ襲ってしまいそうだよ…






負けるな、俺の理性。

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