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黒猫ニーノと相葉さん。

第14章 そして、ひとつに還る。

身体中の熱が一箇所に集まってるのがわかる。
そこに触れて欲しいのに
相葉さんの指はなかなかそこには触れてくれなくて。


「相葉さんの意地悪…。」


腰のあたりに時々触れる
硬くなった相葉さんの中心を握った。



「あっ…」



可愛い声。
ゆるゆると動かすと
その声は艶っぽさを増していく。


「はっ…ぁ、ニーノっ…」


相葉さんの手も
ぼくのに伸びてきて。


「ぁぁっ…もっ、と、」


もっともっと欲しくなる。
片手で相葉さんを引き寄せて
唇を重ねて舌を絡ませた。



「んっ、ん、っっ…まさ、き…」



『雅紀』
って呼んだら
中心がドクン、って波を打った。




「待っ、て」

相葉さんが腰を引いて
ぼくの手の動きを止めた。


「イッちゃうから、」

「ぼくも、」

「ふふっ。うん。
気持ち良さそうな声出てたもんね?」


「バカッ…」



恥ずかしいよ
無意識だもん…。




「ニーノ、いい…?」


「うん…。」



チュッとキスをして
ボトルを手にすると
トロリとした透明な液体を掌に出して指に絡めて
ぼくの後ろにもそれを塗った。



「ひゃっ…!」



ビクン、と揺れた身体に
一瞬戸惑ったような顔を見せるから



「大丈夫。」


怖くないよ、って相葉さんの頬を包んだ。

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