黒猫ニーノと相葉さん。
第15章 月神オーノと神様な仲間達。
「安心したか?」
「え?」
「ホッとした顔してるからさ」
正直
ジェイの受けるペナルティーは
記憶の奪還なんじゃないかって予想してた。
ただでさえニーノが記憶を失くしてもがいてるのに
ジェイまでそうなったら
やりきれねぇな、って思ってたんだ。
「ルール違反はしたけど
お前のそういう優しいとこ、嫌いじゃねぇよ?」
ニカッと笑うと
マツニーは立ち上がって俺に背を向けた。
「明日の夜にはここから出してやっから。
それまでイイ子にしとけよ」
遠ざかるマツニーの背中に
ありがとうの気持ちを込めて頭を下げた。
マツニーが行ってしまうと
急に静かになってしまって
寂しいというより、暇だ…。
反省する部屋なんだから当たり前なんだけど
ここにはなんもない。
寝るべ。
藁のベッドに寝転んで目を瞑ると
月神見習いだった頃のことが頭に蘇ってくる。
男だらけの縦社会。
表面上は笑っていても周りを見ればみんなライバルで
妬み嫉みは腐るほどあった。
マツニーから月神昇格を命じられた時
『なんでアイツなんだよ』
陰でそう言われてたのも知ってる
だから
なんでオイラなんだろう?ってよく思った。
そんな中でオイラを慕って仲良くしてくれたのが
同じく月神に昇格した
シゲとマル。
シゲアキーこと、シゲは御犬様担当に。
マルヤマーこと、マルは御鳥様担当になった。
「え?」
「ホッとした顔してるからさ」
正直
ジェイの受けるペナルティーは
記憶の奪還なんじゃないかって予想してた。
ただでさえニーノが記憶を失くしてもがいてるのに
ジェイまでそうなったら
やりきれねぇな、って思ってたんだ。
「ルール違反はしたけど
お前のそういう優しいとこ、嫌いじゃねぇよ?」
ニカッと笑うと
マツニーは立ち上がって俺に背を向けた。
「明日の夜にはここから出してやっから。
それまでイイ子にしとけよ」
遠ざかるマツニーの背中に
ありがとうの気持ちを込めて頭を下げた。
マツニーが行ってしまうと
急に静かになってしまって
寂しいというより、暇だ…。
反省する部屋なんだから当たり前なんだけど
ここにはなんもない。
寝るべ。
藁のベッドに寝転んで目を瞑ると
月神見習いだった頃のことが頭に蘇ってくる。
男だらけの縦社会。
表面上は笑っていても周りを見ればみんなライバルで
妬み嫉みは腐るほどあった。
マツニーから月神昇格を命じられた時
『なんでアイツなんだよ』
陰でそう言われてたのも知ってる
だから
なんでオイラなんだろう?ってよく思った。
そんな中でオイラを慕って仲良くしてくれたのが
同じく月神に昇格した
シゲとマル。
シゲアキーこと、シゲは御犬様担当に。
マルヤマーこと、マルは御鳥様担当になった。