黒猫ニーノと相葉さん。
第16章 ぼくのおかあさん。
☆相葉Side☆
『ぼくを捨てたりしないで』
そう言って俺の腕に縋るニーノが痛ましくて
声を殺して泣くニーノがせつな過ぎて
何がそんなに不安なんだろう
何をそんなに怖がってるんだろう
俺のせいかな
ごめんな…
抱きしめて背中をポンポンと叩いていると
しばらくしてニーノがはぁっと息を吐いた。
「ごめん、ぼく…」
「謝んないの。」
背中に回していた手を離して
ニーノの髪をサラリと撫でた。
俺がニーノを手放すことも
嫌いになることも
有り得ないって
ホントはニーノ自身が一番よくわかってるはずだから。
拾ってきた責任とかそんなんじゃなくて
俺がニーノと一緒に居たいから居るんだ。
「相葉さんにこうされてると
すごく落ち着く。」
ニーノが気持ち良さそうに目を閉じて
なされるがままに俺に頭を撫でられてる。
「…なんか、おかーさんみたい。」
「ええっ?お母さん?」
「うん。 ふふっ。」
確かにこの図は
甘えてる子供と
喜んで甘やかしてるお母さんだな。
さっきまで涙で濡れていたニーノの頬は
もう既に乾いていた。
「そうだね。
俺はニーノのお母さんであり
お父さんであり
兄弟であり
友達でもあり。
でもホントは恋人だけどね?」
ニーノのためならね
俺、一人何役だってこなしちゃうんだからね?
『ぼくを捨てたりしないで』
そう言って俺の腕に縋るニーノが痛ましくて
声を殺して泣くニーノがせつな過ぎて
何がそんなに不安なんだろう
何をそんなに怖がってるんだろう
俺のせいかな
ごめんな…
抱きしめて背中をポンポンと叩いていると
しばらくしてニーノがはぁっと息を吐いた。
「ごめん、ぼく…」
「謝んないの。」
背中に回していた手を離して
ニーノの髪をサラリと撫でた。
俺がニーノを手放すことも
嫌いになることも
有り得ないって
ホントはニーノ自身が一番よくわかってるはずだから。
拾ってきた責任とかそんなんじゃなくて
俺がニーノと一緒に居たいから居るんだ。
「相葉さんにこうされてると
すごく落ち着く。」
ニーノが気持ち良さそうに目を閉じて
なされるがままに俺に頭を撫でられてる。
「…なんか、おかーさんみたい。」
「ええっ?お母さん?」
「うん。 ふふっ。」
確かにこの図は
甘えてる子供と
喜んで甘やかしてるお母さんだな。
さっきまで涙で濡れていたニーノの頬は
もう既に乾いていた。
「そうだね。
俺はニーノのお母さんであり
お父さんであり
兄弟であり
友達でもあり。
でもホントは恋人だけどね?」
ニーノのためならね
俺、一人何役だってこなしちゃうんだからね?