黒猫ニーノと相葉さん。
第16章 ぼくのおかあさん。
ん…?
ガチャガチャという音と
焦げた匂い
『わぁっ!』とか
『あーっもう!』とかの
騒がしい声
そんな音たちによって目が覚めた
ベッドから起き上がって声のする方へ行くと
キッチンでニーノが一人、わちゃわちゃやってて。
「ニーノ?」
「わっ!」
後ろから声をかけると
ビクッと震えた。
「おはよ。 何やってんの?」
「あ、朝ごはんの用意を…」
見ると、
黄身が潰れて底が焦げた目玉焼きと
ボイルしすぎて破裂したウインナーがお皿に乗ってて
まな板の上には不揃いなサラダのきゅうり。
トースターに入ったままの食パン。
そして
シンクの中には洗い物が山のようになっていた。
「朝ご飯作ってくれてたの?」
「うん…でも失敗しちゃった。ごめんなさい……」
シュンとするニーノをギュッと抱きしめた。
「めちゃくちゃ嬉しいっ!」
「え…?」
「だって、俺の為に作ってくれたんでしょ?
その気持ちがすっごく嬉しい!
ありがとうね、ニーノ。」
残りを少し手伝って
ダイニングチェアーに向かい合って座った。
ニーノはまだシュンとしてる。
「食べよっか!
いただきまーす。
うん、美味いっ!」
「嘘だぁ。
だって、焦げてる…」
「美味しいよ?
ニーノの愛のスパイスがたっぷりだからね!」
「愛のスパイス…?」
ガチャガチャという音と
焦げた匂い
『わぁっ!』とか
『あーっもう!』とかの
騒がしい声
そんな音たちによって目が覚めた
ベッドから起き上がって声のする方へ行くと
キッチンでニーノが一人、わちゃわちゃやってて。
「ニーノ?」
「わっ!」
後ろから声をかけると
ビクッと震えた。
「おはよ。 何やってんの?」
「あ、朝ごはんの用意を…」
見ると、
黄身が潰れて底が焦げた目玉焼きと
ボイルしすぎて破裂したウインナーがお皿に乗ってて
まな板の上には不揃いなサラダのきゅうり。
トースターに入ったままの食パン。
そして
シンクの中には洗い物が山のようになっていた。
「朝ご飯作ってくれてたの?」
「うん…でも失敗しちゃった。ごめんなさい……」
シュンとするニーノをギュッと抱きしめた。
「めちゃくちゃ嬉しいっ!」
「え…?」
「だって、俺の為に作ってくれたんでしょ?
その気持ちがすっごく嬉しい!
ありがとうね、ニーノ。」
残りを少し手伝って
ダイニングチェアーに向かい合って座った。
ニーノはまだシュンとしてる。
「食べよっか!
いただきまーす。
うん、美味いっ!」
「嘘だぁ。
だって、焦げてる…」
「美味しいよ?
ニーノの愛のスパイスがたっぷりだからね!」
「愛のスパイス…?」