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黒猫ニーノと相葉さん。

第16章 ぼくのおかあさん。

「どっちが旦那さん?」

「俺じゃない?」

「じゃあ、ぼく、奥さん?」

「うん。俺の可愛い奥さん♪」

「かっ…可愛くなんか…」


ニーノが照れて真っ赤になってる。


「そーゆーところが余計可愛いの!」

ムギュッと抱きしめると
ホントにホントに幸せで。


「こ、コーヒー淹れるねっ!」

恥ずかしさを誤魔化すように
パタパタとキッチンに逃げていった。



コーヒーを淹れるニーノの後ろ姿を眺めてると
ホント、新婚さんの気分で。
ニヤニヤが止まらない。

今度、フリフリのエプロンとか買っちゃおうかな…

そんなおバカな発想をする自分が
ちょっと変態ぽくて笑えた。


でも絶対に合うよね?
あわよくば裸エプロンとか。




…想像してちょっと反応した(笑)




ー プルルルルル プルルルルル ー


あっ。翔ちゃんから電話だ。


「もしもし、翔ちゃん?おはよー」

『おはよう。起きてた?』

「うん、起きてたよ」

『雅紀、今日仕事休みだろ?
何か予定ある?』

「特に無いよ!なんで?」 



『Wデートしねぇ?』

「Wデート?!」

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