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黒猫ニーノと相葉さん。

第2章 魔法の条件。

☆相葉Side☆



「あーばさーん、らっこぉー♡(相葉さん、抱っこ♡)」

「わかったから!もー!」



ニーノは悪くないよ、
うん。悪くない。

飲ませた俺が悪かった…



「あーばさーーん♡ ね、たのしい? ねー、たーのーしーいー?」

ビールをコップに半分飲んだだけで
ニーノがベロベロに酔っ払っちゃって。

新橋のオヤジかよ、もー。



「ちょ…!ニーノっ!」

俺の胡座の上に乗っかって
全体重を預けてる。

しかも、ね、
向かい合ってんの。



「あーばさん、らいしゅきーー♡(相葉さん、大好き♡)」


嬉しいんだけどね、
これじゃ、猫じゃなくてトラでしょ…



「明日休みだしさ、今日はもう寝る?
ニーノ、さすがにお風呂入れないでしょ?」


せっかくケーキ型の入浴剤買ってきたけど、
明日でいっか。


「ほら、行くよ?
しっかり捕まって!」


ニーノを抱っこして
寝室に向かう

片手でなんとかドアを開けて
お尻からベッドに下ろしたら


「わぁっ!」


グッと引き寄せられて
床ドンならぬ
ベッドドンみたいになっちゃって。
しかも驚いたのか
ニーノがパチッと目を開けるから
バッチリ目が合っちゃって。



これ、めっちゃ恥ずかしいやつだ…。

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