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黒猫ニーノと相葉さん。

第2章 魔法の条件。

怒るかな。
嫌われちゃうかな。

焦って強行手段に出ちゃったこと。


だけど言えない
理由なんて言えなくて。




「ごめ……」




「届いたよ、ニーノの気持ち。」


「え…?」



「ぼくをあいして。って。」




涙が止まらなくて
口に出して謝ることもできなくて


ごめんね。

ごめんね。


相葉さん、ごめんね。



離れたくない。

忘れたくないよ。



大好き。


あいしてる。



沢山の想いが溢れて。



「泣き虫。」

相葉さんが泣くから


「相葉さんもね。」

って笑って泣いた。




「ありがとね、ニーノ。

あ…ね、…もね、」



「…なに?」







「あのね、俺もね、」

「うん、」





相葉さんが
ぼくに近づいて。






「あいしてるよ。」


優しいキスをくれた。

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