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黒猫ニーノと相葉さん。

第5章 櫻井相葉アブナイ夜会。

「外に飲みに行っていいのに。」


あっ、また…
可愛くないことを言っちゃった。




「俺が、家で飲みたいの!
ゆっくりできるし、それに、ニーノもいるしね。」


「なっ…!」

相葉さんの返しに顔が赤くなる。


「あっ、ニーノはトラになるから乾杯程度にしといてよ?」

「トラじゃないもん!猫だもん!」

「飲んでクダを巻く人のことをトラって言うんだよー」


相葉さんがクスクス笑いながら
夕飯の支度を始めた



「あっ、でも、」

「ん?」



「酔っ払いニーノも可愛かったけどね?」



もうっ!相葉さんのバカッ!

思い出して恥ずかしくなった。
いや、実のところ、何言ったかはあんま覚えてないんだけど…
相葉さんに抱っこされて
全体重を預けて幸せだったのは覚えてる。



「じゃあ、飲もうかな?」

「トラにならない程度にね?」


だから、猫だってば!

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