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黒猫ニーノと相葉さん。

第5章 櫻井相葉アブナイ夜会。

「ホントに…?」

「…うん。」


相葉さんは耳まで真っ赤で
ぼくも真っ赤になってるのがわかって
身体まで熱くて
心臓がドキドキしてて

でも、ここで言わなきゃ
逃げちゃダメだって思った




「人間になる前から
相葉さんのことは大好きだったけど
人間になってからは
相葉さんに……恋、してる。
そういう意味での『好き』だよ…?」


相葉さんの手を取って
ぼくの胸に当てた


「ドキドキ…してるでしょ?」


「うん。 じゃあ…俺は…?」


今度は相葉さんがぼくの手を取って
相葉さんの胸に当てた


「ドキドキしてる…」

ぼくにドキドキしてるんだよね…?
キュッって
胸が苦しくなる

好きで
好きで
好きで仕方なくて

涙が溢れてくる


「相葉さんっ…相葉さん……」

「ニーノ…」



いつの間にか椅子から崩れ落ちて
きつく抱き合ってた

お互いの想いを
確かめるように…

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