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黒猫ニーノと相葉さん。

第5章 櫻井相葉アブナイ夜会。

「でも俺、男相手の知識なんて無…」


「あー、もう!
デモデモダッテも禁止!
雅紀、ゴールデンルールって知ってる?」

「ゴールデンルール?」


「自分がされたら嬉しいなってことを
新野くんにしてあげればいいんだよ」


ストン、と腑に落ちた。




「赤貝うめぇー」

翔ちゃんが赤貝を頬張って美味い、美味いと唸ってる



「もっと早く伝えてればよかったなんて
後悔してほしくないんだ、雅紀には」


「…うん。
翔ちゃんはさ、」


「うん?」


「潤さんのこと、今でも好き?」


「好きだよ。
今も、これからも。」


そう言いながらソファーの前まで来ると
翔ちゃんはニーノの横で丸くなってるジェイくんの頭を撫でた


「ジェイはさ、潤が亡くなって49日目に生まれたんだ
運命的だと思わない?」


「…うん」


「お前は潤の生まれ変わりなのか?ジェイ」

『にゃーぉ』


「『そうだよ』って言ってるよ、翔ちゃん。」

俺がそう言うと
翔ちゃんが嬉しそうに微笑んだ。



「んっ…」


「あっ。ニーノ?起きた?」

「あいばさん…?」


ニーノが目を覚まして。
翔ちゃんと二人だけのアブナイ夜会は終了した。

翔ちゃんと出会えたこと
今日、一緒にお酒を飲んで語り合えたこと
全てに感謝した夜だった。

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