黒猫ニーノと相葉さん。
第1章 月神様にお願い。
『うわ…。綺麗なお月様。』
『ニーノは月神様に会うのは初めてか?』
『うん。ジェイは違うの?』
『俺は二度目だ。
と言っても去年は赤ん坊だったからルナ・アリュ・ナイトに行くのは初めてだけどな』
月神様のことは知っていた。
だけどルナ・アリュ・ナイトのことはよく知らない。
『ねぇ、ジェイ。それって何なの?』
『ルナ・アリュ・ナイトは魔法の夜なんだ。
月神様に願いを叶えてもらえるんだよ。
自分に関わることじゃないとダメだ。
物欲は受け入れてもらえない。
命に関わることもダメだ』
『秋刀魚が食べたいとか、病気を治してくれとか
どういうのはダメってこと?』
『そうだ。
しかしタダで叶えてくれるわけじゃない。
これは契約なんだよ。
俺たち猫族も同等のリスクを背負うんだ
それに…願いを叶えてもらえるのは、たった一匹だけだ』
『一匹だけ…?
ジェイは、叶えてほしい願いがあるの?』
『無いさ。
飼い主の翔くんには良くしてもらってるからな』
『じゃあ、どうして?』
『お前と…相葉さんの為さ、ニーノ。』
ぼくと、相葉さんの為…?
『ニーノは月神様に会うのは初めてか?』
『うん。ジェイは違うの?』
『俺は二度目だ。
と言っても去年は赤ん坊だったからルナ・アリュ・ナイトに行くのは初めてだけどな』
月神様のことは知っていた。
だけどルナ・アリュ・ナイトのことはよく知らない。
『ねぇ、ジェイ。それって何なの?』
『ルナ・アリュ・ナイトは魔法の夜なんだ。
月神様に願いを叶えてもらえるんだよ。
自分に関わることじゃないとダメだ。
物欲は受け入れてもらえない。
命に関わることもダメだ』
『秋刀魚が食べたいとか、病気を治してくれとか
どういうのはダメってこと?』
『そうだ。
しかしタダで叶えてくれるわけじゃない。
これは契約なんだよ。
俺たち猫族も同等のリスクを背負うんだ
それに…願いを叶えてもらえるのは、たった一匹だけだ』
『一匹だけ…?
ジェイは、叶えてほしい願いがあるの?』
『無いさ。
飼い主の翔くんには良くしてもらってるからな』
『じゃあ、どうして?』
『お前と…相葉さんの為さ、ニーノ。』
ぼくと、相葉さんの為…?