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黒猫ニーノと相葉さん。

第6章 一歩前へ。

不快なところを
全部綺麗に拭ってくれて
相葉さんがぼくの横にパタン、って横になった


すっごく甘えたい気分。
それから
今更メチャメチャ恥ずかしい…。

相葉さんにギュッと抱きついた。



「すき…。」


「うん、俺も好きだよ。
ニーノ、可愛くて…ごめんね、嫌じゃなかった?」


嫌なわけない。


「嬉しかった…」


ぼくを抱きしめる相葉さんの腕が
グッと強さを増す


「俺もね、嬉しかったよ?」


「よかった…」




「ちゃんと、気持ちよかった?」

「うんっ…き、気持ちよかった…」


「なら良かった。」



「「幸せだね…。」」



二人の声が重なった。






相葉さんの温もりに抱かれながら
優しく髪を撫でられて
気持ちよくて目を瞑った


ふわっと意識が遠退いていく





「愛してるよ、ニーノ」





遠くで
相葉さんの声が聞こえた。

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