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黒猫ニーノと相葉さん。

第6章 一歩前へ。

風呂から上がって
ベッドに潜り込むと
ニーノが条件反射のように寝返って
俺の胸の中に収まってくる


丸くなる癖があるのは
やっぱり猫だから?


柔かくって
ホカホカで
ムニャムニャ言ってる。




「可愛いすぎるよ、もう…」




ギュッと抱きしめたい気持ちを圧し殺して
額におやすみのキスをした。






明日は日曜日
デートっぽいことでもしてみようかな?



カフェとか行っちゃう?


映画なんか見に行っちゃって?


手ぇ繋いでウィンドウショッピングとかしちゃって?


ペアリングとか買っ…


って
何、暴走してんだ、俺。





目を瞑ると
ニーノの温かさが心地よくて
すぐに睡魔が襲ってきた。



「おやすみ、ニーノ」

小さな声で
呟いた。

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