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黒猫ニーノと相葉さん。

第6章 一歩前へ。

☆ニーノSide☆



く…苦しい…

息が…出来…な……




「ぷは!!」






「よっ、ニーノ。」


「『よっ、』じゃないですよ、オーノ様
なんで鼻つまむんですか!!」


「だってニーノ起きてくんないんだもん。」



だもん。て!



「で、ご用件は?」


「こーーれ。」

「痛っ!」


オーノ様が
ぼくのおでこにペタッと一枚のカードを貼った


これはもしや。


「イ、イエローカード…?」

「見てみ?」




「…は? 何ですか、コレ?」


おでこに貼られたのは
白いカード。


「んーとねぇ、」


オーノ様が
説明書を取り出した。


「『バロメーターカード』だってさ?
『このカードは愛情のバロメーターになるカードです。
相葉さんに愛されれば愛される程、このカードがピンク色に染まっていきます。
尚、全てピンク色に染まれば、真実の愛を生み出せたということになります。』
だそうだ。」

「あぁっ!!」


真っ白だったカードが
下からピンク色に染まっていき
3分の1くらいのところで止まった。


「ニーノのことを親神様に話したらね、
愛は目に見えないものだから
これならわかりやすいだろ?って。」

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