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黒猫ニーノと相葉さん。

第7章 星降る夜、満月に誓う。

「よく撮れてる!」

思い出の一枚に
相葉さんが満足そうに笑った。



「お土産コーナー見てみようか?」



売り場には宇宙をモチーフにした沢山のグッズが並んでいて。


「どれがいい? あっ、これ可愛い!」

子供みたいにはしゃいでる。



「これ買おうか。」

相葉さんが手にしたのは
ネイビーブルーとゴールドのちょっと大きめのおしゃれなフォトフレーム。
月や星のチャームが散りばめられててとっても綺麗。


「これにさ、さっき撮った写真入れて飾ろうよ!」

「うん!」





買い物を終えて
宇宙シアターミュージアムを後にした。



「今日は夕飯食べて帰ろうか。」



ぼくが人間になる前
相葉さんが良く通っていたというお店に連れて行ってもらった。






「いらっしゃい。」

「ご無沙汰してます、ママさん」



無口でダンディーなマスターと
おしゃべりで明るいママさんのこの店は
落ち着いた雰囲気の昔ながらの洋食屋さんで。


「あらぁ。久しぶりに顔出してくれたと思ったら、相葉くんにこんな可愛いらしい彼女さんがいたなんて♪」




彼女、という言葉に
ぼくも相葉さんも固まった。

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