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黒猫ニーノと相葉さん。

第8章 青い『×』のサイン。

☆ニーノSide☆



『で? ヤッちゃったんだ?』

「うん…。」


『お前ねぇ…アホだろ!』

「すみません…」



ジェイに正座させられて
こっ酷く叱られてる。



『殴るなんてしないよ、って言っといて
いや、確かに殴っちゃいないけどさ
そりゃあんまりだよ、ニーノ。』



確かにぼくが悪い。
相葉さんは優しくリードしてくれてた。

キスから始めて
優しく身体に触れて
怖くないように
ゆっくり愛そうとしてくれたのに。

いざ
自分でも触れたことのないような場所に
相葉さんの指が触れたら
ビックリして
気付いたら相葉さんのことを投げ飛ばしてた。



「謝ったけど
逆に謝られちゃって
とても続行なんて出来る状態じゃなくなっちゃって、」



『で、どーすんだよ、今後。』


「もう無理かもしれない。
時間も無いし…」


相葉さんは
ゆっくりでいいよって言って
そのあとただ抱きしめて眠ってくれた

申し訳なくて
自分が情けなくて
悔しくて
相葉さんが眠ったあと
ジェイを呼んで弱音を吐いた。



「もう無理だよ、ぼく…」

『諦めるのか?
元の姿に戻って記憶も無くなるけど
本当にいいんだな?それで。』

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