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ずっと隣で笑っていて

第21章 第二十一話

その夜はなかなか寝れなかった


明日出撃


それは死を意味する

いつも賑やかな部屋も静かだった


「みんな 一緒に寝ようか…」


翔ちゃんの一言で 俺たちは布団を床に並べてひいた


「なんか修学旅行みたいだね」


明るく笑う雅紀


「小学校の宿泊訓練思い出すね」


和也が笑う


「あんときサトが怖い話したら和が泣いちゃったんだよなー」


潤がチャカす


穏やかな時間が流れた


俺たちは手を繋いで寝た


いつまでも どこまでも一緒にいよう


そして一緒に故郷へ帰ろう

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