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ずっと隣で笑っていて

第21章 第二十一話

気を失っていたんだろうか


いつの間にか闇の中にいた


なんの音もしない

聴こえるのは

波の音 遠くで鳴く獣の遠吠え…


ひとりぼっちなんだ…

砂浜に突っ伏して泣いた…


翔ちゃん…

雅紀…

和也…

潤…


………………


「ウゥ…………」


喉の奥から絞り出す声が闇に響いた

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